第68回 鴨叡会?生命化学科セミナーを開催します
第68回 鴨叡会?生命化学科セミナーを下記の通り、開催します。引き続き、この4月に生命化学科に着任されました先生方に研究内容をご紹介いただきます。
第68回 鴨叡会?生命化学科セミナー
日時: 2024年5月28日(火) 10時30分~
場所: 6号館 ホール1
演題: 「金触媒による連続反応を基盤とした多置換含窒素複素環のde novo構築法の開発」
演者: 杉本 健士 先生
内容: 多置換含窒素複素環骨格は、天然アルカロイドや医薬品などの生物活性物質の作用を司る重要な母格であり、これまでに様々な合成手法が開発されてきた。しかし、単純な含窒素複素環に逐次的に置換基を導入していく汎用的な手法は、原料が入手容易である一方、複素環特有の反応性の制御や置換基導入位置の制御を行うには、保護基や活性化基に頼らざるを得ない。そこで、あらかじめ所望の置換機を適切に配置した非環状の前駆体を集約して多置換複素環を合成するde novo構築法を実現し、工程の冗長化を回避した効率的な手法の確立を目指した。
官能基共存性の高い金触媒を利用し、三重結合の選択的活性化を基盤とした様々な含窒素複素環のde novo構築法の開発と、生物活性物質の簡便合成に成功した。また最近、他の触媒との共存性も高いことを見出し、リレー触媒系によるアゼピン骨格のワンポット構築法も確立したので、これらの詳細について紹介する。
多数の皆様のご来聴を歓迎いたします。
◆連絡先◆
~生命化学科~
高野和文
第68回 鴨叡会?生命化学科セミナー
日時: 2024年5月28日(火) 10時30分~
場所: 6号館 ホール1
演題: 「金触媒による連続反応を基盤とした多置換含窒素複素環のde novo構築法の開発」
演者: 杉本 健士 先生
内容: 多置換含窒素複素環骨格は、天然アルカロイドや医薬品などの生物活性物質の作用を司る重要な母格であり、これまでに様々な合成手法が開発されてきた。しかし、単純な含窒素複素環に逐次的に置換基を導入していく汎用的な手法は、原料が入手容易である一方、複素環特有の反応性の制御や置換基導入位置の制御を行うには、保護基や活性化基に頼らざるを得ない。そこで、あらかじめ所望の置換機を適切に配置した非環状の前駆体を集約して多置換複素環を合成するde novo構築法を実現し、工程の冗長化を回避した効率的な手法の確立を目指した。
官能基共存性の高い金触媒を利用し、三重結合の選択的活性化を基盤とした様々な含窒素複素環のde novo構築法の開発と、生物活性物質の簡便合成に成功した。また最近、他の触媒との共存性も高いことを見出し、リレー触媒系によるアゼピン骨格のワンポット構築法も確立したので、これらの詳細について紹介する。
多数の皆様のご来聴を歓迎いたします。
◆連絡先◆
~生命化学科~
高野和文