福祉社会学専攻
福祉社会を担う研究者?高度職業人養成
福祉社会の実現をめざし、福祉?人間形成の高度な知識や技能をもって、地域の福祉活動を創造?指導?援助する、あるいは人々の生涯発達に寄与できる専門的な職業人や研究者を養成します。博士前期課程および後期課程は、社会福祉学?社会学?教育学?心理学を基礎とする授業科目によって編成されています。すべての分野の教員による集団的な指導と、学生が学ぶ専門分野の教員による個別指導を両立させていることが特徴です。学生はみずから専門とする学問領域の深い知識とその周辺領域の幅広い知識を同時に身につけることができます。
ページ内目次
専門種目?研究内容
専門種目 | 研究内容 |
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社会保障論 社会福祉論 |
社会保障に関する歴史?理論研究 生活課題の解決に向けた社会政策の機能に関する研究 |
社会福祉学 ソーシャルワーク論 |
ソーシャルワーク支援過程研究、ソーシャルワーク実践教育研究 |
精神保健福祉論 | 精神科医療における患者の権利擁護に関する研究、精神科領域におけるソーシャルワーク実践に関する研究(物質使用障害者とその家族の支援プログラム) |
障害学 家族社会学 |
障害政策、障害者家族に関する社会調査と分析 |
社会的養護 児童家庭福祉論 |
日英の里親制度に関する研究、里親(子)に関する研究および里親支援の現状と課題に関する研究 |
環境社会学 社会学理論 |
地域ボランティア?NPOおよび歴史的環境保全に関する環境社会学的研究、シカゴ学派を中心とするアメリカ社会学史研究 |
社会病理学 地域福祉論 |
社会的排除の形成?継続の機制に関する事例分析と方法論研究、社会病理学の理論研究、当事者のニーズに寄り添う地域福祉のあり方に関する事例研究 |
教育制度論 職業教育学 |
青年期の職業教育に関する研究。専門学校?専門高校における職業教育および多様な青年の発達を保障する学校制度に関する研究 |
教育方法学 生活教育論 |
「子どもの貧困」と学校教育、学習支援活動 福祉教育?ボランティア学習、安全教育?防災学習 近代教育方法史 |
社会教育学 社会教育史 |
日本における公民館をはじめとする社会教育機関?施設の歴史研究、セツルメントを中心とする戦前の施設史研究 |
発達心理学 保育学 障害児教育 |
幼児期から学童期にかけての「自己」発達と集団づくりの研究、保育事故の防止に関す る発達心理学的研究 |
社会心理学 組織心理学 |
企業帰属意識を主とするコミットメントプロセスおよび自己制御の研究 高齢者就労の社会心理学的研究 |
認知心理学 知覚心理学 |
ワーキングメモリや注意、実行機能、多感覚相互作用に関する心理学的な実験、調査、介入研究 |
卒業後の主な進路?取得できる資格
前期課程修了者は、公務員、社会福祉専門職、教育専門職、民間企業など
後期課程修了者は、主に大学教員
後期課程修了者は、主に大学教員
取得できる資格 | 教育職員専修免許状、専門社会調査士 |
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