2022年11月13日（日）、おおい町まちづくりアイデコンテスト（主催：おおい町）が福井県おおい町のSEE SEA PARK /SEE SEA WEST?アトリウムを会場として開催されました。このコンテストは、おおい町（福井県）が地方創生総合戦略において重要な位置づけを与えているもので、2016年度から実施されており、今年度は次年度?2023年度における実行可能性を重視したアイデアを競う大会として実施されました。8大学から10チームが参加し、事前に各チームで実施した現地調査や研究を踏まえ、口頭発表を行いました。
　本学からも、公共政策学部公共政策学科の窪田好男研究室の3回生を中心とするチームが出場し、「おおい町スマートシティへの道 ?ドローンから始まるおおい版スマートシティの創造?」と題する口頭発表を行い、最優秀賞を受賞しました。

窪田研究室の出場メンバー（窪田教授?東佳祐?青島大樹?藤武優太?小泉直也?宮内裕大）

　アイディアコンテストに出場する準備過程においては、本学と包括連携協定を締結している京都府立西舞鶴高等学校の総合的な探究の時間とコラボし、アンケート調査にも協力を受けました。また、まいづる赤れんがオフィスのボランティアスタッフを務める生徒たちにはプレゼンテーションのスライド作成にも協力を受けました。
　窪田好男研究室では、次年度、今回の受賞メンバーを中心に、おおい町で小中高校生やその家族、大学生などが参加できるようなドローン関連のイベントを複数回実施し、今回のアイデアを実際の公共政策として実行する予定です。

　本コンテストの1番の特徴は、優秀な提案は来年度実現することにあります。学生らしい独創的な案が求められる一方で、実現可能性を重視する必要があり、そのバランスを取ることが難しかったです。今回提案したスマートシティ案に、ほんの僅かですが町の未来が託されたと考えると、身が引き締まる思いです。魅力的な未来のおおい町へ向け、少しでも貢献出来るよう頑張ります。（公共政策学科3回生　青島大樹）

　この度はおおい町まちづくりアイデアコンテストにおいて、最優秀賞を受賞することができ大変光栄に思います。本コンテストでは?若者が来たくなる魅力あふれるまちづくり?というテーマの下、来年度の事業化を見据えたプロジェクトの提案が必須でした。そうした点を考慮しながらの構想は簡単ではありませんでしたが、仲間と協力しながらワクワクできるようなプロジェクトを作り上げ、また栄誉ある賞を受賞できた経験は大きな自信になりました。今回の受賞を励みに、来年度の事業化に向けてより一層精進して参ります。（公共政策学科3回生　藤武優太）

　この度最優秀賞を受賞することができたこと、まずは素直に嬉しく思います。これまで大学及び大学院で学びこの1年間で私たちが試行錯誤してきた努力が、おおい町に認められたものであると考えています。その上で、私たちはここで満足することはあってはなりません。今回の受賞はあくまで「提案」に対して評価していただいたものであり、実現しなければただの机上の空論に終わってしまうでしょう。今後は提案の実現に向けて準備を進め、「若者の力」「おおい町の強みが持つ力」「最新技術の力」の三本柱でおおい町活性化の一助となれるよう邁進して参ります。（公共政策学科3回生　小泉直也）

　まずは今回一緒におおい町まちづくりアイデアコンテストに取り組んでくれた窪田好男研究室の3回生の皆さんと、教員としてたくさんのアドバイスをしてくださった窪田先生と池田先生、そして多くの意見をくださった西舞鶴高校の皆さんや「京都府立大学まいづる赤れんがオフィス　夜のオープンゼミ」の参加者の皆さんに感謝を申し上げたいです。
実際に現地を訪れて当事者の生の声を聞き、予算や実施主体といった制約の中で政策提案を行うのはレベルが高い取組みだったと感じます。加えておおい町の中塚町長に直接審査?コメントしていただけた経験は非常に貴重で勉強になるものでした。また審査員として鋭い質問をしてくださった若狭高校の皆さんのおかげでより良い発表と質疑応答になったと思います。
この度は最優秀賞という栄誉と責任のある賞を賜りまして、本当にありがとうございました。（公共政策学研究科2回生　東佳佑）

「『まちづくりアイデアコンテスト』アイデア発表会について」（おおい町）
　※当日の様子の動画へのリンクがあるほか、出場校、審査体制、出場各校の発表資料などが閲覧できます。
https://www.town.ohi.fukui.jp/1000/p22976.html

当日の様子（YouTube動画）
https://www.youtube.com/watch?v=rIc4HgiIBjc