京都府立大学の理念
京都府立大学は、2008年(平成20年)4月、京都府公立大学法人としての再出発に際して、学問の府としての歴史的?社会的使命を認識するとともに、京都府民に支えられる府民のための大学であることを自覚し、京都に根ざした魅力的で個性ある京都府立大学の創造に向けて、新たな飛躍をめざす。
- 京都府立大学は、京都府における知の拠点として、広く人文?社会?自然の諸分野にわたる真理を探究し、教育するとともに、その成果を健康と福祉の向上、産業の振興、文化の継承発展、国際社会の調和ある発展に活かすことを目的とする。
- 京都府立大学は、総合的な教養教育と体系的な専門教育によって、豊かな知性と教養、論理的思考力と高度な専門能力を備え、社会への責任感を持ち、地域社会と国際社会の持続可能な発展に貢献できる人材を育成する。
- 京都府立大学は、研究者の自由な発想と高い倫理性に基づく独創的な研究を展開し、日本及び世界の学界において最高水準の研究を推進するとともに、京都府を中心とする自然?社会?歴史?文化?産業に関する地域研究を総合的に展開する。
- 京都府立大学は、府民の生涯学習を支援し、府民、NPO、産業界、行政機関、大学等と協力?連携して地域調査研究活動を進め、地域貢献活動を積極的に展開する。
- 京都府立大学は、研究交流や留学生の受け入れ?派遣などの国際交流を活発に展開し、学術?文化の交流を通して、国際社会の相互理解に寄与する。
- 京都府立大学は、学問の自由な発展をめざすため、構成員ひとりひとりの人権を尊重し、自律的?自発的な探究を保障する。また、構成員には、大学自治の精神に基づいて、教育、研究、地域貢献及び大学運営への参加を求めるとともに、公立大学の社会的使命を果たすため効率的な大学運営を行う。さらに、大学の活動全般について自主的な点検と評価を行い、第三者による評価を受けて、それらの情報を公開することにより、府民に対する説明責任を果たす。